かめぽんの父は武道一般嗜む人で、空手は師範であった。なので、家には弟子の厳ついお兄さんたちがよく出入りしていたし、ブルース・リーが流行った頃は家に本物のヌンチャクがあって、父がぶんぶんと振り回していた。木と鎖でできたヌンチャクは堅く、これ当たったら死ぬかも…と、子供心に思った。無論、子供たちが振り回すなんてことは決して許さない父であった。
当時、拳法関係の映画がブームで、千葉真一さんの「激突! 殺人拳」や倉田保昭さんの「帰ってきたドラゴン」など邦画、香港映画併せて花盛りだった。その中の1本「女必殺拳」で主役に抜擢された志保美悦子さん。ほんとに格好良かったなあ。彼女から湧き出る熱いオーラ。こういうタイプの人、今はあまりいないよね。かめぽんは親に似ず、まったくの運動嫌いだったので、空手のレッスンはほんの少しで挫折。もしも、父に本気で手ほどきを受けていたら、もしかして…いやいや、ありえない(苦笑)
今月はその「女必殺拳」と、師匠の千葉真一さんの「逆襲!殺人拳」を放映。父が存命なら嬉々として放映を楽しみにしていただろう。
今月は「脱獄アクション特集」や「一挙放送!白馬童子スペシャル」、それに特撮もモリモリ。かめぽん的には「巨匠原作の実写化作品特集」がツボ。「忍者ハットリくん」の実写版なんて、懐かしすぎる!時代劇でも「忍術大阪城」や「忍術真田城」と特撮チックなラインナップが。
今月も、わくわくな東映チャンネルをお見逃しなく〜
(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。