未だ解けない緊急事態宣言の中、この方の訃報に触れた。
私にとって正和さまはニヒルな剣士のイメージが強い。
不思議なご縁なのだが、かめぽんは彼の多分初めてであろう舞台と、最後になった舞台を拝見する機会があった。
最初の舞台は子供の頃、正和さまと杉良ファンの母が、知人から招待を受けた舞台に子供の頃の私を連れて行ってくれた。
初めて見る舞台が桟敷、それも眠狂四郎^^;
子供にはもったいない初観劇で、しかもよく覚えていない。
ただ、舞台の上でライトを浴びた正和さまが綺麗だなあと、そんなことを思いながら観ていた。
そして、最後の舞台であった「新・乾いて候 そなたもおなじ野の花か」。
東映チャンネルで今月追悼放映される「乾いて候」を舞台化したものだ。
こちらは正和さま大好きな友人に誘われて行ったのだが、席が花道の横。
それも微妙に端っこで、友人のほか正和さまファンの方々がゲットしてくれた席にしては半端な位置だなと正直そう思ったのだが、舞台が始まってみると、ファン恐るべし、なんと、我々の席の真横の花道で正和さまが立ち止まり台詞を言うのだ。
友人曰く、すっごいいい香りがした…そうである。
舞台の構成を熟知し、少しでもお側にと思うファンの方が取ってくれた席というのはすごいなと実感した。
かめぽん的にはこの舞台、金田龍之介さん、外山高士さん、江幡高志さんがご出演で、それが凄くツボだった。
美しくて、友人に付き合って出待ちをした時に横を通られた正和さまからキラキラのスターオーラが出ていたっけ。
かめぽんの人生を彩ってくれた素敵な思い出をありがとうございました。
さて、今月の東映チャンネルもバラエティにとんでおります。
一押しは「一挙放送! 仁義なき戦い」。一挙放送ですよ!続けてみると、同じ俳優さんが違う役をやっていてちょっと混乱しますが、それもまた楽しい。役者さんってすごいな、と素直に感心してしまいます。
怖いもの好きな人は「犬鳴村放送記念 日本のヤバい村」。かめぽん、ホラーは苦手なくせについつい観てしまい後悔するんですよ。海外のスプラッタも怖いですが、日本のホラーはジワジワくる。そのジワジワが本当に怖いので、蒸し暑い夜にぜひ。
「仮面ライダー生誕50周年【昭和ライダー全員集合!】」はかめぽん世代にドンピシャ←死語か?だし、「生誕90年 高倉健特集 Vol.5」は昭和残俠伝を中心に。
時代劇では先月取り上げた橋蔵さんの「紅顔の密使」やかめぽんが大好きだった夏八木勲さんの「牙狼之介」も。
6月もまだ不自由な生活を強いられますが、映像の中で思う存分弾けましょう。
エンターテインメントがあって本当に良かった。映画館も再開して嬉しいぞ。
今月もわくわくな東映チャンネルをお楽しみに。