あのど迫力のテーマソングに乗って、映画が始まったところから画面に釘付け。ドキュメンタリーのような荒々しいタッチが、戦後の過渡期、呉や広島で生き抜く男たちの生き様によく似合う。
ああ、何を着ても文太さんはカッコいい。柄on柄でもなんか絵になるし、立ち姿が素敵だ。(個人的に桜木健一さん演じる若者に香典を持参する文太さんの喪服姿にくらくらきた)
画面に現れる男たちの濃いことったら(^_^;;;)ある意味、洗練とはかけ離れているが、それでこそ、作品の中で繰り広げられるいざこざがリアルに伝わってくる。
仁義なき戦いの台詞で本が出版されるほど、男たちの口から出る言葉は生々しく、生きることへの執念や、処世術が満載。広能@文太さんの不器用すぎる生き方をよしとするか、山守の「この男、(人間的に)小さいなあ」と人には思われつつ、しぶとく生き延びる方がいいとか、ある役に徹底して入れ込んで視聴するのもまた面白い。
もちろん、男ばかりではなく美しいヒロインも。広島死闘編の梶芽衣子さんが美しいぞ。
文太さん追悼として、今月はあの「仁義なき戦い」シリーズを一挙放映。余談ですが、かめぽん、DVDで全話買って持っております(^0^)。シリーズ5作品の他、「仁義なき戦い 予告篇集」も放映。予告編集、大好き。シリーズの面白さがコンパクトにまとまって、楽しめること請け合い。「網走番外地 予告篇集」も放映されるので、そちらもぜひ。
ああ、今月もわくわくする〜
おまけ。
仁義なき戦いシリーズは5本あるのだが、役者さんが作品によって違う役で出ていたりしてちょっとややこしい。
かめぽんもいつも「●●さんはこの作品じゃ何の役だっけな」と迷ってしまう。なので、一部の方だがまとめてみた。(敬称略)
A…仁義なき戦い B…広島死闘編 C…代理戦争 D…頂上作戦 E…完結編
菅原文太(広能)、金子信雄(山守)は5本全部に同じ役で出演。
田中邦衛(槇原)、山城新伍(江田)、小林旭(武田)、成田三樹夫(松永)はシリーズを通して同じ役(出演していない作品もある)
松方弘樹(A…坂井、D…藤田、E…市岡)、北大路欣也(B…山中、E…松村)、渡瀬恒彦(A…有田、C…倉元)、梅宮辰夫(A…若杉、CD…岩井)、遠藤辰雄(B…時森、CD…相原)、名和宏(A…土居、BC…村岡)
また、大友は千葉真一(B)→宍戸錠(E)に、早川は室田日出男(BC)→織本順吉(E)にシリーズの中で配役が替わっている。
(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。